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Re: 柔らかくなりません

 投稿者:用務員メール  投稿日:2010年10月27日(水)01時03分52秒
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  「すずめさん、お困りの様子お察しします。私にも経験がありますが、過去の記憶
 は得てして都合の悪いところはカットされ、理想的な部分だけをデフォルメして
 覚えていたりするので、余計にそのギャップにもどかしさやいらだちを感じてし
 まいますよね。

 お仕事はデスクワークでしょうか。長時間の座り仕事では、鼠径部が常に谷折り
 状態になりやすく、腸腰筋や大腰筋など、腰と脚をつなぐ筋肉群が縮みがちにな
 ります。過去に股関節が開いていた記憶があるなら、これらの筋肉が固くなって
 しまったのが原因かもしれませんね。

 元々ストレッチは骨と骨をつなぐ筋肉の柔らかさを蘇らせるために行うのですが、
 焦りがあると効果は半減してしまうと、私は思います。無理なストレッチは筋肉
 にダメージを与えます。繊維で成り立つ筋肉をひどく傷つけてしまうと、元々の
 長さより短くなってしまいますからやっかいです。

 ストレッチは根性でやるものではないのです。
 十分に温まった身体をリラックスさせてから、深呼吸のペースでゆっくりと負荷
 をかけていってください。呼吸は止めず、負荷をかけるときに深く吐きます。

 せっかくバレエのためにストレッチするのですから、ついでにバレエの呼吸を覚
 えてしまうのがいいでしょう。下っ腹をえぐれるほどへこませて、肺の下部まで
 しっかり使い切るつもりで、肋間の背中側をふくらませるつもりで吸気します。
 吐くときはえぐれた腹部はそのままに保って、おへその裏を意識しながらできる
 だけ長く吐き続けます。この呼吸方法は、前屈・開脚、どの形のストレッチにも
 必ず使います。

 もし、普段なさっているストレッチが呼吸を止めたものだとすると、ストレッチ
 をする体制をとったとたんに筋肉は拒絶反応を起こしているかもしれませんよ。
 ストレッチもアプローチの仕方を変えると、精神的に楽になりますし、身体にも
 優しいのです。

 夜、お布団の上で仰向けになり、片足ずつ膝を曲げた状態で外に倒すだけでも、
 リラックスした状態で1分もすれば立派なストレッチです。脚の重みで自然に開
 かされてしまいます。

 前屈だって、床にのばした脚に近づくより、膝を立てて胸に密着させてから床に
 近づき、膝が曲がったままでも背中を丸めて体重をかけている方がよほど楽で効
 果があります。

 文面に5番で立つのも大変とありましたが… 本来5番などの足のポジションは、
 腹筋と背筋の微妙なカケヒキで成り立った腰部と腹部のターンアウトの結果で、
 ウエストあたりの格闘が骨を伝って足元に現れているものですから、床の摩擦を
 使って筋肉を固めて押し込んだり無理矢理入れるものではないのです。呼吸も大
 事な引き上げのきっかけになります。頭のてっぺんからそれぞれの爪の先まで、
 くまなくストレッチされていないとオールマイティーな5番は実現できませんし、
 床が味方にはなってくれません。体幹からのターンアウトができれば、アラセゴ
 ンドでもパッセでもアラベスクでもいつの間にかできてしまうでしょう。

 文章での説明ではなかなかお伝えしきれませんね。

 整体やカイロについては、一時は効果があるかもしれませんが、ストレッチの方
 法を見直して維持し続けないと本当の柔らかさは得られませんよ。

 そうそう、稽古前のストレッチはほどほどに。可動域を広げるような負荷の大き
 いストレッチは、稽古後の十分温まった時にしましょう。」(林)

とのことです。
 
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