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Re: ターンアウトができない

 投稿者:用務員メール  投稿日:2009年 6月13日(土)09時28分52秒
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  「yuzuさん、ひょっとしたら、ターンアウトを誤解しているかもしれませんね…。」

  ターンアウトの状態を言葉で説明しようとすると、膝と爪先が外を向いている
 状態となるでしょうね。これを鵜呑みにしてしまうと、身体の中での準備が調っ
 ていなくても、見た感じ膝と爪先を外へ向けることもできます。

  yuzuさんがターンアウトにすることを『開く』と表現していることを考えると、
 臀部(お尻)を硬くして膝の上に力こぶができそうな勢いでやっていませんか?

  ここでも何回か説明しましたが、「ターンアウトする」は仕上がった姿勢を意
 味するものではありません。身体をアンデオールさせている状態の持続を言いま
 す。すべてのダンスには大なり小なりターンアウトのテクニックが入っています
 が、とりわけバレエで重要視されるのにはわけがあります。バレエのテクニック
 に限らず、効率よくパフォーマンスを行うのに適しているからです。

  普段の生活の中で気づいていると思うのですが、緊張すると身体は硬くなりま
 す。逆に、リラックスしていると身体は軟らかくなりますよね。ですが、バレエ
 を踊ろうとすると、決めごとが多いせいか、正しい姿勢の呪縛か、なぜか緊張し
 ていないのに身体を型にはめようとしますが、これは逆効果です。

  バレエの基本は、重力に負けないで立ち姿を支えるだけの筋力と、骨を動かす
 分だけの筋肉をコントロールすることで、それだけでいいんです。そして、たと
 えばタンジュをするなら、たった一回の動きで目的の場所に足を運べる体幹の環
 境がベストな状態なわけで、これがターンアウトです。ターンアウトができてい
 ないと、最終目的地に到達したときに、膝が出発した位置と違う方を向いてしま
 います。少し難しいですか? 5番から前にデベロッペしてみたら、膝が進行方
 向、つまり目的の身体の正面と同じ方向になっている、と言う状況です。

  ターンアウトができないのは、脚の責任ではありません。ウエストより下の胴
 体の中身の責任です。骨盤と肋骨の間の腹筋を、ハンカチを丁寧に伸ばすような
 感覚で伸ばしましょう。同時にその反対側の部分(腰)では、背骨に向けて左右
 の脇腹を集めるイメージをしてください。これって、肩を上げないで一回り細い
 スカートを何とかはこうとする時みたいな絞り方です。大殿筋はまったく軟らか
 いままですよね。

  こうすると、股関節は軟らかくなりますから、両足の太ももの内側から裏側を
 軽く寄せ集めるように居続け、身体の左右に必ず対角な意識を持つことで、ター
 ンアウトできます。踵に乗っていてはできませんよ。

  けれど、動き出すと判らなくなってしまうかもしれませんので、細めのスカー
 トを履いているイメージは持続させてください。こういった身体の躾が無意識に
 できるようになるのは、おそらく日々のレッスンで忘れずにやって、バーレッス
 ンでたぶん1年、センターレッスンで3年ぐらいはかかるでしょう。それで得ら
 れるものは無限です。まず故障が減りますし、パフォーマンスが上がります。バ
 レエでは、オールマイティーなカードを受け取ったのと同じくらいメリットがあ
 ります。」(林)

とのことです。ターンアウトについては、この掲示板の過去ログ No. 38, 39, 42,
43, 44 にも言及がありますから、ご覧になってください。
 
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